事業者向け格安SIMによるiotってどういうこと？
事業者向け格安SIMによるiotってどういうこと？
センサーとAIを連動させたiotシステムを利用して業務の効率化を図る企業が増えてきています。そのシステム導入に合わせて、事業者向けの格安SIMを契約するというケースが多くみられます。では、iotの導入と格安SIMとはどのように関連しているのでしょうか。キーワードは「データ通信」です。
iotの導入スタイルとしては、センサーデバイスやカメラによる常時監視の他に、GPS機能を活用した運行状況管理やPOSレジの稼働監視などが挙げられます。こうしたシステムの管理は基本的に24時間体制で行われているのが特徴です。また、AIはクラウドに膨大な量の情報を蓄積して、そこへ常時アクセスしながら最適解を見出すため演算を行っています。つまり、iotシステムを導入することで、インターネットを介したデータの通信料は膨大になるわけです。企業の規模が大きくなればなるほど通信コストは大きくなり、結果として企業の利益を圧迫してしまうということも考えられます。そこで解決策として注目されているのが「格安SIMを使ったデータ通信」というわけです。
大手キャリアから格安SIMへと切り替えをするデータ通信の料金が大幅に安くなるということはよく知られています。驚くべきことに、データ通信に特化した事業者向けの格安SIMを利用すると、一般消費者向けのSIMよりもさらにお得な料金でインターネットを利用することが可能となるのです。また、事業者が使用しているデバイスに合わせて、さまざまなプランが準備されているのもポイントです。NTTの固定ipを利用したプランなどもあります。カスタマーのニーズや使用目的に合わせて必要となる通信速度や1か月あたりの最大データ通信料などを算出し、その結果に基づいて最適なプランが提示されます。もちろんプランは毎月見直しが可能ですから、事業者はいつでもお得な料金で無駄なくiotシステムを運用できるのです。ただし、システムと連動させるデバイスをレンタルすると、別途費用が発生するということを覚えておきましょう。